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ボディーの木材は柔らかめの枯れた音になるようにアルダーを選びました。
現在、多くのソリッドギターのボディーはツーピースを採用しているようですが、
木の美しさを最大限いかしたかった事と、少しでもギターの鳴りが良くなってくれることを願ってワンピースのボディーにしました。
ボディーの木材や形を自由に選択できるのもオーダーメイドならではだと思います。
既製品のギターでワンピースボディーのギターを探すだけでも一苦労だと思います。
他の木材にくらべてアルダーは、木目があまり目立たずに味気ないアルダーが多いですが、綺麗なアルダーを探してもらいました。
木材やボディー形式を選ぶ一番の条件は、やはり音質だと思います。
好きな音質のするギターのボディーとネックの木材とボディー形式(ソリッド、セミアコ、ストラト系、レスポール系など)を調べておくといいと思います。
木材にはランクがあります。
1B,1A,2B,2A,3B,3A,4B,4A,5B,5A.
と全部で10段階ですが、木材によっては2Aまでの段階の木材もあるようです。5Aが最も良い木材とされています。
アルダーは2Aくらいまでで、フレイムメイプル、キルトメイプル、バーズアイメイプルなどは5Aまで木材のラクンクがあるようです。
同じランクの木材でも木材屋によって多少ランクの基準の違いがあるようなので、ギターに使用する木材は必ずチェックするべきだと思います。
もちろん杢は全ての木で違いますし、木材の湿度管理の仕方で木材の重さも変わってくるようです。
木材の重さで、その木材が乾燥しているか湿気ているか判断するようです。ギターに使用される木材は、丸太からある程度の大きさの板に切り出し、
何年か乾燥させた木材を使用するようです。木材は乾燥により歪むので歪みを整えてから使用します。
湿気た木材をギターに使用すると鳴りが悪いだけでなく、木材がギターになった後の歪みの原因にもなるようです。
木材の乾燥の程度は、音質に大きく影響するようですが、木の杢は音質にはあまり関係ないようです。
木の杢の見た目を重視するか、木の杢を気にせずに重量を重要視するかは、ギターをオーダーする時に予めギター工房に伝えておかなければなりません。
よい木材の基準は色々あるということです。
塗装は、2トーンのタバコ・サンバーストにしてもらいました。
サンバーストには、2トーンのタバコ・サンバーストと3トーンのサンバーストがあるのを今回のオーダーで知りました。
2トーンのタバコ・サンバーストは黄色いイメージ、3トーンのサンバーストは少し赤が入ったイメージです。
甘いヴィンテージ感がただようサンバーストは、3トーンのサンバーストの方に分があるかもしれませんが、このへんは好みだと思います。
同じモデルのギターでもサンバーストの塗装では、中心のシースルーの色の濃さが微妙に変わってくるようです。
その理由に、材料の木の色とシースルーの塗料の色とのマッチングで色の濃さが出るからだそうです。塗装する時は材料の木の色の濃さを
考慮して、シースルーの塗料の色を決定するそうです。
量産ギターの場合は、いちいち各ギター固体の木の色など考えずに決められた塗料で塗装することになるので、結局はギター一本一本で
微量に違う色になるようです。(悪く言えば、行き当たりばったりと言えます。)
オーダーメイドの場合は、材料の木の色と塗料の色とのマッチングをよく考えないと狙った色にはならないということです。
ボディーの塗料はラッカーです。
塗装はギターの化粧みたいなものですね。塗装の仕方でギターの雰囲気がガラリと変わります。
ワンピースアルダーボディーブリッジ下側の放射状の杢がうっすらと見えます。確認しずらいですが、この放射状の杢がいい味をだしています。
私の知識不足で2トーンのサンバーストと3トーンのサンバーストの区別が付かないまま仕様書を仕上げてもらい今回のギター作成に着手していただき、
工房とのやり取りで、私の認識間違いに気がつきましたが、仕様書を2トーンサンバーストとハッキリと訂正してもらって、仕様書を再提示してもらわなかったので、
仕様が3トーンサンバーストのまま塗装が進行してしまって、結局3トーンサンバーストの塗装になりました。
確認画像で気がついたのですが、実物をみて気に入らなかったら地元の工房に頼んで2トーンサンバーストにリフィニッシュしてもらおうと思いました。
しかし、この3トーンサンバーストの塗装を見て2トーンサンバーストのリフィニッシュはしないことにしました。
このギターを目にして改めて思ったのですが、2トーンサンバーストは素朴な感じで悪く言えば安っぽい感じです。3トーンサンバーストはリッチで温かみがある感じで悪く言えば
でしゃばっている感じです。
でも今回の3トーン サンバーストは、新品のギターでは味わえないヴィンテージ感も同時にかもし出しており、何ともいえない雰囲気があります。
(20年前のサンバーストのベースよりも、全く嫌味がなくヴィンテージ感がただよっています。)
このギターは実際は写真よりも落ち着いた感じのサンバーストで上品さがあり人目で気に入りました。
ちなみにリフィニッシュは塗装のはがし方にもよりますが、塗装はがしをした後にギター(木)を乾燥させないといけないのでリフィニッシュに3ヶ月かかるということです。
塗装の工程に入ったら、こまめに画像で色の確認をしたほうがいいと思います。
私の場合結果的に良い方向へ行きましたが、取り返しがつかなくならないように注意しなければなりません。
(ギターのボディーに入れている音符の顔イラストは、1988年にデザインしたもので工房ではなく自分でカッティングしていれたものです。)
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